PwC、偽石炭調査で研究所大手ALSへの尋問を阻止、ASIC対Terracom訴訟で明らかに

炭鉱業者テラコムの弁護士に雇われたPwCの調査員が、炭鉱業者の品質証明書の偽造に協力した疑いで告発された研究所業者との面談許可を拒否されたことが文書で明らかになった。

Terracomの弁護士はPwCを雇い、鉱山労働者が実験室事業を行うALSに圧力をかけ、石炭輸出証明書の結果を人為的に高めるよう圧力をかけたという主張を調査した。テラコムは公式声明でそのような主張を否定し、上級従業員による「不正行為の証拠はない」とPwCの報告書を引用した。

クイーンズランド州中部のブレア・アソール鉱山で採掘された石炭が、偽試験疑惑に巻き込まれた。ロバート・ラフ

しかしテラコムはPwCの取材要請を拒否したことを認めた。

オーストラリア証券投資委員会は、公式声明は誤解を招くとして、テラコムとウォル・キング元会長など同社の主要人物を告訴している。彼らはその件を擁護している。

2020年のオーストラリアン・ファイナンシャル・レビューは石炭部門の不正疑惑を明らかにし、テラコムの元商業マネージャーはALSに対し、例えば発電所で燃焼したときに放出されるエネルギー量を増やすために試験結果を操作するよう圧力をかけたと主張した。

ALSは後に、すべての石炭採掘作業の輸出証明書の結果の45パーセントから50パーセントが13年間にわたって「正当な理由なく手動で修正」されていたことを認めた。どの顧客の結果が変更されたかについては明らかにしていない。

テラコムは以前、このような詐欺への関与疑惑を「断固として」否定し、「従業員の行為を独立して調査させた」と述べた。

ASICの現在の訴訟は、偽造の主張ではなく、その申し立てに関する鉱山会社の公式声明が誤解を招くものであり、会社法に違反していたかどうかを争っている。

PwCは、Terracomの弁護士Ashurstを通じて、Terracomの元商業マネージャーの主張を調査するための「プロジェクト・レックス」の一環として雇用されていた。しかしテラコム側の弁護側は、アシャースト氏が「石炭の品質試験プロセスについてALSの代表者と面談するというPwCからの要請をテラコムが拒否した」とPwCに伝えたことを認めた。

最終的にPwCは、ASICが「調査方法が限られていた」などの警告が含まれていると主張する報告書を提出した。テラコムはこの主張を否定した。

ASICの訴訟には、開示委員会のTerracom代表者4名が、声明で提供された情報が虚偽または誤解を招くものではないことを保証するための「合理的な措置を講じ」なかったという職務違反の申し立てが含まれている。

これには、「申し立てについて話し合うためにALSに連絡しないなど、関連する証人に連絡したり、PwCなどに連絡するよう要請したりする」という合理的な措置を講じなかったことが含まれる。

テラコムはこの主張を否定し、「ALSについて合理的な調査を行ういかなる義務」も負っていないと述べた。また、鉱山労働者がPwCの調査報告書が「内部告発者のすべての申し立てを却下した」ことを表明しており、これは免罪に相当するというASICの示唆にも異議を唱えた。

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